チームの実力は控えの力で決まる
2002年4月26日
2002年4月26日
控えの選手の層の厚さが、スタメンやゲームに出場している選手にプレッシャーを与えます。
ベンチの選手のモチベーションが低くなると、チーム力も低下します。
チームの実力は、厳しい競争の中から出てくるものだと思います。
スタメンで出場している選手は、ベンチに同じような実力の選手がいたとすると、少しでもプレーの質が落ちたり、チームがうまく機能しなくなったりすると、 ポジションを奪われることになる可能性が高くなります。そして、その交代した選手がいいプレーをして自信をつけ、レベルアップしていくと、出場機会さえも 失うことになるのです。
このような厳しい環境を作ることがチーム力アップには重要です。
同じトレーニングでも、チーム内の選手の意識の差で、内容に大きな差が出てきます。層の厚いチームでは、試合はもちろん、トレーニングにおいても選手が集中力を保ちながら、質の高いプレーをすることがレベルアップにつながると考えます。
また、レベルの高い選手を多く抱えすぎると、ベンチにいる選手がやる気をなくすような固定した使い方がされ、モチベーションの低下を招きます。すると、競争意識やムードが悪くなって、チーム一丸となって勝利を目指すという事ができない状態が起こったりするのです。
この辺のサジ加減が、指導者の大切な能力だとは思いますが・・・。