自ら成長スピードを加速できた者が勝者となる
2003年3月13日
2003年3月13日
いよいよアテネオリンピックアジア予選が始まります。チームのレベルアップと、圧倒的な強さを他国にアピールしながら突破したいと考えています。個々のレ ベルアップなくしてチームのレベルアップはありませんから、選手たちには、自分自身を成長させる意識・意欲を持ち続ける、それを求めて行きたいと思いま す。
世界との距離をどれだけ早く詰められるか、日本代表に何才で入ることができるか、ワールドカップを何才で最初に経験するか、このスピードの差が到達点の 差になってしまうでしょう。ワールドカップに20才で出場した選手は、24才、28才、32才と4回の出場チャンスがあるかもしれません。いずれはこんな 選手が日本人にも出てくるでしょうが、このスピードの差が大きなものになるのです。20才でワールドカップを経験できた選手は、次のオリンピックにも出場 できるし、24才のワールドカップでは余裕を持ったプレーができるでしょう。
今回のオリンピック選手には、ワールドカップを経験できた選手はいません。だからこそ、アテネまでの2年間を通してその差を埋めていく必要があります。 現状からさらにスピードアップをして成長していく選手が、代表チームへ登りつめていくだろうと思います。
Jリーグでは、さらに成長のスピードを加速させてほしいと思います。