サブメンバー
2003年6月24日
2003年6月24日
3枚のカードの持つ重要性は、現代サッカーでは高まるばかりです。
試合をどう勝利というゴールへつなげるか、サブメンバーの役割とプレッシャーは大きなものがあると言えます。
ワールドカップ2002、決勝トーナメント進出をかけたチュニジア戦で、後半から出場した森島があげた1点目、市川が右からのクロスでアシストした2点目を思い出せば、サブメンバーの仕事を理解して頂けると思います。
一方でビッチの外での仕事も、手を抜いてはいけないのです。例えば、ピンチになりそうな状況で相手のスローインになったボールをベンチのサブ選手 が拾い、相手に返してしまったとします。そして、そのスローインから失点もしくはピンチをまねいたとします。この判断は「決定的なパスミス」と言えると思 います。
ベンチにいながら、このようなパスミスでチームメートから信頼を失う、こんなばかばかしいことはありません。
数分のチャンスを生かし結果を出す事がサブメンバーが次のチャンスをつかめるかどうかの分かれ目だとすれば、ベンチの中で常にゲームの状況を判断し、集中しながら見る事は、最低限の仕事と言えるのです。