観察→分析→予測→実行

指導者は選手やチームをレベルアップさせる為に、試合、トレーニングの中でよく選手を観察し、現状の分析をし、どこをどのように改善していけばどうよくな るのか予測をたて、そして、どう選手に伝え、トレーニングで実行していくか、このサイクルを繰返しながら少しずつレベルアップを図ることで、確実に個人の 成長、チームも成長していくことができます。

観察とは、技術、戦術、フィジカル的な視点だけでなく、メンタル面もよく観ていく必要があります。パスが通らないのは人間関係にあったりするからです。 ピッチの中で改善できるものであれば、問題解決はそう難しくないのですが、心の中や、ピッチの外の問題は、この観察が大変重要になります。
我々の食事会場は選手がしっかりコミュニケーションがとれるように時間の設定や選手同士の顔が見渡せて、外の景色が見えて、自然のゆらぎがあるようなシュチュエーションを準備しています。食事は楽しみな時間でもあるので、リラックスして自分を出せるようにしています。

分析の結果から選手がどうレベルアップできるのか予測をして、目標レベルに向けて計画していく、そしてピッチの中、外、両方でトレーニングを実行してい く。チーム練習だけでは不充分な場合もありますから、内容によっては個人のプログラムを作成して達成感を持たせながら進めていくことが重要。このようなサ イクルでチェックをしながら選手を育成していくと常に新しい目標が発見できると思います。

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