2012年3月6日 ACL ブリスベーン対F東京@ブリスベーン

ポポヴィッチ新監督の目指すコンパクトで速いボール回しがよく出た。ボールを動かすテンポが良く、随所に出たワンタッチプレーが効果的だった。先制点のシーンは右サイドで相手のセンターバックと左サイドバックの間にボールが入り、DF徳永がそこに走り込み、スピードにのったままワンタッチでボールを入れた。それにより、ディフェンスラインが戻りながらの状況だったからこそ生まれた。MF谷沢の動きだしも速かった。これは思考のスピードが共通意識としてあるから。このテンポとスピードアップは本物だ。

追加点を挙げた長谷川は意欲的なプレーで、ゴールへの意識が非常に高い。集中力があり、例年より一皮むけ、ワンランクプレーの質と意識が上がっている。今年は楽しみだ。

初めてのACLで結果が出ると、選手、スタッフも一丸となって闘っていく雰囲気が作れる。アウェーのこの1勝はチームに好影響を与えるだろう。

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